在宅勤務の方がコワーキングスペースを利用する上でのメリットとして、さまざまなオフィス機能を利用できる点が挙げられます。
コピー機・複合機をはじめ、インターネット回線といった備え付けの機能を自由に利用できるのは大きなメリットです。
設備費・通信費はもちろん、空調・照明などの光熱費に加えて机やワークチェアなど通常のオフィスに備わっている備品も揃っているため、自室に同じ水準の設備を備えるよりも費用が抑えられます。
自宅とは違った環境で仕事が出来る点も、メリットの1つです。
外で作業するスペースは、カフェや図書館といったスポットもその候補に挙げられます。
しかしカフェ内では周囲の物音が気になったり、反対に図書館ではパソコンのキータッチの音に気をつかったりと万人が集中して作業できる場所とは言えません。
コワーキングスペースは仕事・作業をする空間として整備されているため、周囲に過度な配慮をしなくても作業に集中できます。
他の業種・業界の人と、交流できる点も在宅ワーカーにとっては魅力の1つです。
在宅勤務で得難いものに、新しい縁や交流が挙げられますが、さまざまな人と出会えるコワーキングスペースを利用することでこの難点を解消することが可能となるからです。
パソコン一つあれば業務の行える個人事業者が自宅以外で作業したい場合、選択肢にあがるのがコワーキングスペースです。
自宅ではどうしても誘惑が多かったり、集中出来ないという悩みはあるもので、喫茶店がよく使われていました。
しかし周りの目が気になったり店員に悪かったりと、何の問題もなく使えるという訳ではないのです。
そこで登場したコワーキングスペースは、まさに作業するための場所を多くの人に提供してくれました。
特に個人事業者にはうってつけの場所であり、集中できるだけでなく月額で借りて利用すればまるで事務所を借りているといった形で使えるのです。
ただしコワーキングスペースならば席が決まっている訳ではなく、開いている席を利用する形態になる事が多いので、その部分ではそこまで自由度が高いとは限りません。
追加料金を支払って個室をもらう事も出来ますが、できるだけ人の目がある方が集中できる人が多く、その部分では広い場所の方がいいかもしれないという要素があります。